【基礎知識!】痛みのない外反母趾とは?

外反母趾の足は見るからに痛そうなのに・・・

綺麗な足の条件と聞くと思い浮かべるのは、踵、踝、ふくらはぎ膝、太腿の中ほどの筋肉の5点がくっつくこと。

いわゆる美脚と呼ばれる人はこの条件を満たしていますが、では靴を脱いだ時の足の平はどうでしょうか?人目に触れる機会も披露する機会も少ない裸足の足の美しさまで気にされている人は、実際にはどのぐらいいらっしゃるでしょうか?

 

私たちが施術の際に診るのは、頚椎や背骨、骨盤や腰椎など、人目に触れない場所ばかりですが、足もそのうちの一つです。見えないから後回しにされがちな場所にこそ、本当の健康体への近道が隠れています。

痩せたいから食事を減らすのではなく筋肉のつきやすい骨格へ見直す、腰が痛いからコルセットを手放せないのではなく根本的な原因を追究して痛みのない生活を取り戻す・・・。そういった、ストレスのない体作りが今見直されている時代なのではないかと思います。

 

ストレスには様々な種類があり、激しい痛みがある、何か特定の動作を行うと痛い、寝ることもできないほど息苦しいなど人によって抱えているストレスは違います。しかし、見た目にはかなり痛そうな症状なのに痛みが全くない場合、皆さんはどう解決しますか?

 

今回はそんな、人から見たら見る方に痛そうなのに、本人は痛くないがために進行してしまう外反母趾についてのお話です。

先日、このようなお悩み相談をいただきました。

 

【痛みは無いのですが、私は外反母趾なのでしょうか?】

 

事務系の仕事をしている30代です。先日友人とネイルサロンに行ったところ、フットのケアも一緒にお願いしたのですが、自分の足を見てとても驚かれました。

どうも友人は外反母趾が痛くて履く靴に困っているそうなのですが、私は外反母趾でも痛くないので何をそんなに困っているのか正直わかりませんでした。

 

友人が驚いたのは、その友人の足より自分の方がはるかに外反母趾の角度が曲がっていたところです。「そんなに曲がっていていたくないの?」と不思議そうに聞かれましたが、私は痛くないのでそんなに重大な問題とは思っていませんでした。

 

ただ、どちらかというと、外反母趾よりもダイエットをしても全然痩せないお腹回りの方が悩みです。

痛くない外反母趾でもすぐに何か対処した方が良いのでしょうか?

よろしくお願いします。

 

 

ご質問ありがとうございます。

 

そんなに湾曲していないのに痛い外反母趾と、方やかなり湾曲しているのに痛くない外反母趾の例ですね

皆さんはこのお二人の間にどんな違いがあるのかおわかりになりますか?

 

この問題は足の親指だけを見ていても解決しない、立つ時の重心=プロネーションの問題に通じるものがあります。本来、体重は足全体に分散しているのが理想的ですが、内側重心と外側重心の違い、踏み込みと蹴り出しの重心の移行など、色々な要素が組み合わさって最終的に足をはじめとする骨格に現れています。

 

結論から言うと、痛くないから放置しておいても良い骨格の変化は一切ありません。そのバランスの不調和は必ず体の違う部分にストレスとなって積み重なってしまうのです。

 

 

重心によって違う痛い外反母趾と痛くない外反母趾

 

  • 内側重心の足(オーバープロネーション)の場合

足を後ろから見るとわかりやすいのですが、踵が内側に倒れて土踏まずから親指の付け根にかけて一番体重がかかりやすくなっており、体重を親指の付け根に打ち付けるように歩くことで圧迫されて痛みをともなう外反母趾を誘発しやすい軸のバランスのことを言います。

親指の付け根を衝撃から守るために仮骨ができてしまうことがあり、混合性の外反母趾に進行するケースもあります。

 

足の形としては内股、あるいはX脚、またはがに股でO脚だが極度の偏平足の人に多く見られる傾向があります。

 

まずは足首の角度を正常に調整し、インソールを活用して足の真上に重心が来るニュートラルプロネーションに近づけていきます。さらに歩行の訓練をして重心のぶれない足の軸を完成させていきます。

  • 真ん中重心の足(ニュートラルプロネーション)の場合

体重の負荷を足全体に分散・吸収できている健康的な足の状態です。外反母趾にはなりにくいと言えるでしょう。

今のままでもちろん問題ありませんが、足の筋肉や靭帯は年齢とともに硬くなりやすく、柔軟性を維持するには継続的なストレッチやマッサージが必要です。

隙間時間に足の指でグーパー体操をしたり、足裏をマッサージしたりして、現状維持を心がけましょう。他にも足首を回す、ふくらはぎの筋肉をつける、つま先スクワットなど足の強化をしておくとより効果的です。

  • 外側重心(サピネーションまたはアンダープロネーション)の場合

踵の外側から小指にかけて一番体重がかかりやすく、親指は地面から浮いた状態で足の横アーチの開閉機能が劣化し、親指は横幅に引っ張られたまま外反母趾になりやすいバランスの足です。親指の付け根が地面に打ち付けられることはないため、痛みはともないませんが、重心が外側を向いていることから膝や股関節に負担がかかりやすく、外反母趾よりも先に他の部分に不調が出てくることが多いでしょう。

また、足を挫きやすく捻挫が癖になっている傾向にあるのもこのプロネーションが大きく影響しています。

 

調整としては、足首がグラグラしないように強化し、それから足の平全体が地面に着くように歪みや捻じれを取り除いていきます。それから重心がもとの癖に戻らないように、インソールを活用してニュートラルプロネーションに近づけていきます。

 

足や股関節の調整をせずに、急にインソールで重心を変えようとすると、外側重心の足のままインソールだけ内側に傾けたものになってしまい、最悪の場合靭帯や腱を損傷することもありますので、自己判断によるプロネーションの調整は控えておいた方が良いです。

 

自分の歩き方の癖は靴の裏を見ればだいたいはわかりますが、上述の通り内側重心のX脚でも極端なO脚の偏平足でも、靴のすり減り方に共通点があることもあります。その場合専門知識が無ければ、改善するつもりが怪我を招くことにもなり兼ねません。同じように、専門知識のないままお子さんの靴や歩き方を調整するのは大変危険ですので、気になることがある時は専門家の意見を仰ぐようにしましょう。

 

サキュレでの治療方法

 

サキュレでは、手技による外反母趾の矯正の施術を行っております。

外反母趾を自分でマッサージしたりテーピングしたりすると大体の場合悪化しがちなのは、親指の付け根で45度から場合によっては90度近く回転して脱臼していることと関係があります。

例えば、肩が脱臼している時に腕を回したら激痛が走るのと同じことが、指の付け根の関節で起こっているということです。まずは正しい位置に固定しなければ、外からの力も筋肉で動かす力も正常に作用しません。そのために、まずは、親指の付け根の関節を調整していきます。

骨盤矯正や頸椎ヘルニアなどの施術と同様に、施術後1回でも見た目はかなり変化します。

施術中の痛みはほとんどなく、数10分程度で完了します。

施術後すぐにハイヒールのパンプスを履くのは避け、なるべく裸足で歩く時間を作って、正常な骨格にしなやかな足の筋肉がつくように心がけましょう。

外反母趾の場合、足のアーチが崩れていることがほとんどですので、施術後も足のアーチを維持できるようにストレッチやエクササイズなどを取り入れると効果的です。

中度から重度まで進行した外反母趾になっている方のほとんどは、歩行時の衝撃でも激痛が走るのをかばうように、姿勢が悪くなっていることがあります。

姿勢は見た目の印象が生き生きと見えないこと以上に、体調面にも悪影響を及ぼしますので、外反母趾の施術と同時に全身の状態を整えていきます。

 

外反母趾と姿勢を改善すると、長年悩んでいた冷え性が解決したり、足が浮腫みにくくなったりするなど嬉しい効果も期待できますよ。

年齢とともに新しい筋肉は増やしにくくなり、腱や靭帯も加齢とともに伸縮力が衰えやすくなります。筋肉量が減り色々な部分でトラブルを起こすようになるのは、足もまた同じです。食生活や運動量、使い方を知り、体を支える足の健康について提案していきます。

 

 

サキュレで施術をした人の感想

 

友達とネイルサロンで裸足の足を見せることがなければ、自分の外反母趾に疑問を持つことはなかったと思います。実際に診ていただき、重度の外反母趾である説明を受け不安になりましたが、きちんと良くなること、また歩き方を変える必要があって、そうすれば太りやすい体質も改善できる可能性があることを聞いて、とても前向きな気持ちで施術を受けることができました。

 

家族全員同じような足の形をしていてO脚ですし、自分の母も外反母趾だったはずなので、母にも伝えて一緒に良くなっていきたいと思います。

 

足は痛くなくても、このままだと膝が痛くなる可能性があると言われて、確かに最近膝の外側が疲れるのでびっくりしました。もう長らく外反母趾だったので、真っすぐの自分の足は見慣れないですが、歩き方や姿勢に気をつけてこれ以上進行しないようにしたいです。

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

確かに、外反母趾は遺伝的な要素が強いと言われています。外反母趾として遺伝するわけではなく、生まれつき足の形が似ていて、足の形が似ていると重心も似るため、足の裏や甲の形まで似てくるという原理です。

今回の質問者様も、ご本人とお母様の足の形と外反母趾になっているところが似ているようですし、おそらくそのお母様も痛みのない外反母趾をそのままにされていることが考えられます。

 

体重を足の外側重心で支え続ける一番の弊害は、やはりそのほとんどが膝にかかってくるということです。体重が増えるにつれてその負荷も大きくなり、重度のO脚から股関節を痛めることもあります。また膝が外側に張り出し過ぎて歩行そのものが困難になり、膝の手術を余儀なくされることもあるほどです。

 

そのぐらい、外反母趾そのものと同じぐらい外反母趾を進行させる姿勢を見直す必要性があります。最初のうちは今までと全く違う重心で慣れないこともありますし、今まで使ってこなかった体の内側の筋肉を使うことで筋肉痛になる方も多いですが、何ヵ月が続けていくうちに体が引き締まって来るのを実感していただけるのではないでしょうか。

 

 

基礎知識!痛みのない外反母趾とは? まとめ 

 

今回は、かなり湾曲が進んでいるにも関わらず、痛みが全くない外反母趾についてお話してきました。

重心が外側から外側へ通っていることで、親指はほとんど踏ん張る力を失い浮いている状態で、圧迫されて進行する外反母趾とは対極にある、退化して出来上がった外反母趾の例でしたね。

外側の踝が地面の方へせり出してきており、常に挫きやすい足首の安定感を無くした状態の足は膝に負担をかけやすいことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

まずは足首を強化するためにサポーターやスポーツをする時に履くような立体構造の靴下を履き、足首の安定感を得てから、重心を分散させるようにインソールを活用します。

インソールを活用することで、重心はかなり改善されますが、それがゴールではありません。

最終的には自分の足だけで問題なく歩けるようになることが大切です。

 

足の指の施術と同時に足首や膝の捻じれを調整し、膝の捻じれから外側に張り出している太腿とそこに引っ張られて歪んでしまった骨盤も調整していきます。

施術は1回で終了ではなく、長い間積み重なった癖がニュートラルな状態に戻るまで、自力で戻せるぐらいの筋肉がつくまで続けるのが目安です。見た目が外反母趾の足ではなくなったとしても、姿勢が変わっていなければ再発する可能性はほぼ100%に近いでしょう。

 

また姿勢が変わったのに足が変わっていなければ、今までとは違う重心から痛みをともなう外反母趾に変化することもあります。体は全て繋がっているので、根本的に解決するには全身のバランスを調整することが必要不可欠となります。インソールだけを取り入れて解決できるほど単純ではないのです。

 

サキュレでは手技による外反母趾矯正の施術と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら外反母趾改善していくこともできます。

気になる症状のある方は、まずはお気軽にご相談くださいね。

 

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著者:
手術なし手技のみで改善させる外反母趾のエキスパート 加納 芳郎
所持資格:
柔整師、鍼灸師、民間資格多数

自身の原因不明の不調を整体師の先生に救ってもらった経験から治療家の道へ。臨床を積むうちに何をしても繰り返す腰痛や肩こりで悩む人の共通点が足のトラブルだと気づき足の研究を始める。 その後43000人以上の施術経験をつみ阪急武庫之荘駅に神戸外反母趾センターを開業。 全国的で10人にも満たない手技のみで痛みや形を整える兵庫で唯一の外反母趾治療家。外反母趾、巻き爪、足底筋膜炎などの足のエキスパート。 松坂世代で、甲子園べスト16になった時の愛媛県今治西高校のエース。

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