【基礎知識】外反母趾と痛風の違いとは?

外反母趾と痛風は何故間違えられるのか

明らかに足の親指の付け根から人差し指の方向に湾曲している様子であれば、疑いようもなく外反母趾を発症していることがわかるはず・・・と思うかもしれませんが、たまたま少しきついと感じる靴を履いて足の親指の付け根が赤く腫れて痛みが出ただけかもしれない・・・と判断する方も中にはいらっしゃいます。

 

同じような場所が赤く腫れて痛みをともなうために、外反母趾だと思ったら痛風であるケースも、痛風だと思ったら外反母趾であるケースもどちらのパターンも考えられます。

一番確実に判断できるのは、尿酸値の検査をすれば一目瞭然で、痛風の方の尿酸値は正常な方に比べて非常に高い数値が出ることがよく知られています。

 

中には尿検査をしたら痛風でもあるし、レントゲン検査をしたら外反母趾でもあった・・・という両方を同時に患っている方もいらっしゃいますので、客観的な検査をもとに原因を突き止めておく方がその後の治療方針を決める上でも欠かせない段階となってきますね。

 

今回はそんな外反母趾と痛風にまつわるご相談をいただきました。

 

【外反母趾か痛風、どちらなのでしょうか?】

 

一緒に住んでいる義理の父が、最近たくさん歩くと足が痛むことが多いと言います。

見ると足の親指の付け根が赤く腫れて、見るからに痛そうです。インターネットで調べたところ、外反母趾なのか痛風なのかよくわかりません。

義父はもう定年して仕事はしておらず、家にいるか孫と散歩に行くぐらいで、夜はお酒を飲むことが多い生活です。

運動不足でお酒をよく飲むとなると痛風のような気もするのですが、何もせずに家にいる時は足が痛くないそうです。

 

まず何の検査をするべきでしょうか?よろしくお願いします。

 

ご質問ありがとうございます。

 

自分の身に起こっていることではないと、どんな質の痛みかわかりにくく、症状だけでは判断に困ることありますよね。年代的にも痛風になってもおかしくないような年齢と糖分の多い食生活をしていることが、質問者様の判断を迷わせているということがよくわかります。

不安な時はどちらの検査もしておくのが一番ですが、今回は痛みや症状の違いなどについて考えていきたいと思います。

 

年齢とともに運動不足になり、歩く機会が減るだけで外反母趾になることがありますので、健康のために運動をするというのはやはり大切なことです。特に高齢者は3日間寝込むだけでも足の筋力が衰えると言われていますから、運動しないでいると足の裏の筋力も自然と衰えてしまうのです。

そこに、糖分の多い生活を送っていると、肥満や糖尿病、痛風などを患ってもおかしくないわけです。

 

外反母趾と痛風の違い~痛み方編~

 

外反母趾の場合

 

  • 急に痛くなるということはない

なんとなく足がつかれやすい、朝起きた時は痛くないのに1日を通して靴を履いているとだんだん痛くなってくるが、足を休ませると痛みや疲れが和らぐ。そのように痛みに波があり、我慢できる程度の痛みから始まるのが外反母趾です。

 

  • サポーターなどで保護すると痛みが和らぐ

足にかかる衝撃により悪化していくタイプの外反母趾は、クッション性の高い靴を履いたりサポーターなどで足をケアしたりすると痛みが和らぐ傾向にあります。

 

  • マッサージすると気持ちが良い

自分で足の整体を行うのは大変危険ですが、足の裏や土踏まず、指の間などをマッサージするのは外反母趾には大変有効です。マッサージすれば普段は使わなくなり凝っている筋肉をほぐすことにもなりますので、1日の終わりには足を柔らかくほぐしてから就寝できると良いです。

 

痛風の場合

 

  • 急に痛くなる

朝起きたら急に激しい痛みに襲われて立てない、痛みで目を覚ます、靴を履いていなくても関係なく痛い。これらの痛み方をする時は痛風やその他外反母趾以外の病気を疑う方が良いでしょう。

外反母趾は徐々に痛みが増すので、前兆もなくいきなり激しい痛みに襲われるということはめったにないからです。

 

  • サポーターなどで保護しようとすると激痛が走る

痛風と言えば風が吹くだけでも痛いほどですから、サポーターなどで赤く腫れている部分を保護しようものなら激痛で立ち上がれないことでしょう。このように、外反母趾であれば心地よいと感じるはずのことが全く通用しないのが痛風の特徴の一つです。

 

  • マッサージをしても激痛が走る

上述の内容に繋がりますが、もちろん手で触っても激痛が走るはずです。外反母趾であれば親指の付け根から土踏まずにかけてマッサージすると、大変疲れがたまりやすい場所であるために大変気持ちが良いと感じるはずですが、痛風の方にとっては耐え難い激痛になります。

 

外反母趾と痛風の違い~見た目編~

 

外反母趾の場合

  • 明らかに骨が出っ張っている、もしくは変形している

外反母趾にも種類がありますが、概して親指の付け根の骨が突出している、もしくは付け根から先が不自然な方向を向いています。定規や真っすぐの紙などを足の土踏まず側に置いて、その直線から親指の先がどのぐらいの角度の傾斜があるか測定をしてみるのが一番単純な調べ方になります。

 

  • 血色が悪い

外反母趾の足は、足の平全体のバネを万遍なくしっかり使うことができていないために、血行不良で見た目にも血色が悪いのが一目でわかります。外反母趾の人に冷え性の人が多いのも足の平が機能していないことと関係があるほどです。血流は足から心臓に戻らないときちんと循環しませんので、足で止まってしまうということは脳が酸欠状態になりやすく、外反母趾だけでなくその他の疾患にも繋がってきます。

 

痛風の場合

  • 骨が出ているというより患部が腫れて浮腫んでいる

足の親指の付け根が痛むという共通項はあっても、見た目に骨が出っ張ったり変形したりすることはまずありません。それよりも、足のサイズがわからなくなるほどに浮腫むように腫れるのが痛風の特徴です。

 

  • 明らかに赤い

痛風の痛みを伴う幹部はしもやけのように赤くなりますので、他の部分とは明らかに違う皮膚の色になります。両足同時に出るよりも、片足だけ急に腫れることの方が多いようです。

外反母趾は杖をついている方ですと片足だけに症状が出ることもありますが、大半は両足に同じように変形や痛みが出ます。片足がある日突然真っ赤に腫れあがった場合は、外反母趾ではない可能性の方が高いでしょう。

 

痛風の怖い所は痛みが突然消えることがあるというところです。痛みが消えたから症状が良くなったとは一概には言えず、次に激痛に襲われる時には症状が悪化していることがほとんどです。

外反母趾の痛みももちろん我慢せず対処してほしいですが、痛風が疑われる場合もすぐに専門機関を受診することをおすすめします。

 

痛風の症状が足の親指の付け根に出るのはなぜ?

 

そもそも、なぜ外反母趾と全く同じ場所に全く違う原因の病気の症状が出るのか。

不思議に思いませんか?

それは諸説あるようですが、足の親指の付け根が体の中で一番体温が低い場所だからというのが有力な理由のようです。

さらに膝や踝に比べると関節としては小さい場所であるがゆえに、結晶化されるのが早い場所という認識があります。

ということは、足の親指に出た後に症状が出た後に踝にも症状が出た時は、悪化していることが考えられますね。

 

痛風は尿酸が飽和状態になり関節で結晶化し、その結晶が剥がれ落ちる時に白血球がそれを敵と見なして攻撃することから、その部分が炎症を起こして周りの皮膚が赤く腫れ上がります。

結晶化するのに最適な温度であり、あまり変化のない場所がたまたま外反母趾を起こす場所と同じというわけです。

 

尿酸は必ずしも体に害のあるものではなく、一定量は必要なものであり、尿酸値は高すぎるのは良くないですが、低すぎるとまた別の病気を発症する原因となります。驚くことに、アンチエイジングではおなじみの抗酸化作用が強いのも尿酸の特徴であり、その数値を正常にコントロールすることが、健康と長生きの秘訣になっています。

 

食生活を見直すことも大切ですが、足をはじめ体温を上げておくことも効果的です。

手軽に足湯で血行を促進しておくと、体もポカポカ温まってこれからの季節にはぴったりですね。

何より、体温が高いということは抵抗力も高いということですから、風邪やインフルエンザ対策にも繋がります。

 

 

サキュレでの治療方法

 

サキュレでは、手技による外反母趾の矯正の施術を行っております。

外反母趾を自分でマッサージすると大体の場合悪化しがちなのは、親指の付け根で45度から場合によっては90度近く回転して脱臼していることの関係があります。

例えば、肩が脱臼している時に腕を回したら激痛が走るのと同じことが、指の付け根の関節で起こっているということです。まずは正しい位置に固定しなければ、外からの力も筋肉で動かす力も正常に作用しません。そのために、まずは、親指の付け根の関節を調整していきます。

骨盤矯正や頸椎ヘルニアなどの施術と同様に、施術後1回でも見た目はかなり変化します。

施術中の痛みはほとんどなく、数10分程度で完了します。

施術後すぐにハイヒールのパンプスを履くのは避け、なるべく裸足で歩く時間を作って、正常な骨格にしなやかな足の筋肉がつくように心がけましょう。

外反母趾の場合、足のアーチが崩れていることがほとんどですので、施術後も足のアーチを維持できるようにストレッチやエクササイズなどを取り入れると効果的です。

 

中度から重度まで進行した外反母趾になっている方のほとんどは、歩行時の衝撃でも激痛が走るのをかばうように、姿勢が悪くなっていることがあります。

姿勢は見た目の印象が生き生きと見えないこと以上に、体調面にも悪影響を及ぼしますので、外反母趾の施術と同時に全身の状態を整えていきます。

外反母趾と姿勢を改善すると、慢性的な腰痛が楽になったり、ダイエットやトレーニングの効果が出やすくなったり、嬉しい効果も期待できますよ。

 

 

サキュレで施術をした人の感想

 

痛くない時もあるからまだ診てもらわなくても大丈夫だと言い張る義父を連れて行きましたところ、加齢により諦めていた腰や膝の具合も診ていただけたようで、とても喜んでいます。

結果的には痛風ではなかったのですが、そちらも念のため調べておき、先生から食事の指導などもしていただけたのが良かったです。やはり身内がどれだけ気をつけるように言ってもなかなか聞き入れられなかったので・・・。

 

歩くことが減って外反母趾になり、さらに巻き爪にもなりかけていたようで、これからも気をつけて見ていきたいと思います。

腰や膝の調子が良くなり、前より歩く機会が増えると良いサイクルになりそうです!

 

 

嬉しい感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 

高齢者になると何かと諦めてしまっていることも多いのですが、こまめに全身の様子を見てケアしておくと転倒した時に複雑な骨折を免れたり、加齢に伴う足腰の痛みを軽減したりできますので、外反母趾以外にも嬉しい変化はたくさんあるんですよ。

 

外反母趾の痛みから歩くことをやめてしまうのが一番残念なので、怪我や病気で出歩けないのとは違い諦めずに整えながら健康的な生活を送れるようにお手伝いしていきたいです。

痛みが無いのが一番ですし、お孫さんとまだまだ色々な場所にお出かけしたいという目標も無理なお話ではありません。

 

基礎知識 外反母趾と痛風の違いとは? まとめ

 

今回は痛風か外反母趾かわからないというご相談と、それらの違いについてお話してきました。

痛みの出方や痛みの消え方、見た目の変化や色など参考にしていただけたらと思います。

 

痛風は足の親指の付け根に症状が出ることがあるために外反母趾と混同されやすい疾患ですが、症状が出る場所は足の甲であったり、他の指の関節であったり、個人差がかなりあります。

その痛みは眠ることもままならないほどであり、足を休めると痛みが和らぐ外反母趾とは明らかに異質のもので、足の親指を少しでも動かすと気持ちが良いどころか言葉を絶するほどに痛いと言われています。

 

万が一外反母趾と痛風を併発した場合は、まず痛風を治してからでないと施術自体に激痛をともなってしまうので、外反母趾の施術は始められません。どんな痛みでもまずは専門機関を受診して、検査によって原因をはっきりさせておくことをおすすめします。

 

サキュレでは手技による外反母趾矯正の施術と、全身の整体を行っています。

手術という方法ではなく、日常生活を送りながら外反母趾改善していくこともできます。

気になる症状のある方は、まずはお気軽にご相談くださいね。

 

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著者:
手術なし手技のみで改善させる外反母趾のエキスパート 加納 芳郎
所持資格:
柔整師、鍼灸師、民間資格多数

自身の原因不明の不調を整体師の先生に救ってもらった経験から治療家の道へ。臨床を積むうちに何をしても繰り返す腰痛や肩こりで悩む人の共通点が足のトラブルだと気づき足の研究を始める。 その後43000人以上の施術経験をつみ阪急武庫之荘駅に神戸外反母趾センターを開業。 全国的で10人にも満たない手技のみで痛みや形を整える兵庫で唯一の外反母趾治療家。外反母趾、巻き爪、足底筋膜炎などの足のエキスパート。 松坂世代で、甲子園べスト16になった時の愛媛県今治西高校のエース。

住所

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